フルーク・ネットワークスは,光ファイバー障害の主原因であるコネクター端面の汚れについて,単芯及び8~32芯までのMPOコネクター端面全体の汚れを1回の操作で確認できる,業界初のMPO/単芯両用コネクター端面検査カメラ「FI-3000 FiberInspector Ultra」の販売を開始した(会社HP)。価格は850,000円~(税別)。
単芯ファイバー及びMPOファイバー端面の汚れの状態を,1芯当たり2秒以下で自動テストし,簡単で効率的に合否結果を得ることが可能。人間工学に基づいたマルチ・カメラ設計により実現した「ライブ・ビュー機能」により,簡単なタッチスクリーン操作でMPOポートやパッチ・コードの端面全体をリアルタイムで表示することができるという。
アクセサリーとして2種類のプローブ・チップ・セット(12/24芯UPC及び12/24芯APC)と単芯ファイバー・チップ取付用アダプターが付属。別途,16/32芯UPCアクセサリーも用意されており,単芯用にはLC以外にMU,SC,ST,FC,E2000などの多様なタイプの単芯ファイバー・コネクター用チップをオプションで用意している。その他,ケース,充電式バッテリー,および汎用電源アダプターが用意されている。初年度の売り上げ目標は100台だとしている。
この製品の主な特長は以下の通り。
・コネクターを挿入し,オートフォーカス・ボタンをタッチすると,ライブ・ビュー機能によって光ファイバー端面のライブ・ビューを瞬時に表示
・オートテスト・モードは,コネクター上のすべてのファイバー端面を検査して,IEC61300-3-35業界規格に基づく評価を行ない,合否結果を迅速に提供
・測定結果は,スマートフォンのiOS/Androidアプリを使用して,MPO配線を検査し,検査結果をテキストやソーシャル・メディアで簡単に共有可能
・独自のフラッシュライト「PortBright」(特許取得中)により,暗い場所や複雑なパッチ・パネルでの接続作業が容易