パイフォトニクスは,日本テクノロジーベンチャーパートナーズ Y1号投資事業組合およびフォウスを引受先として第三者割当増資を実施し,総額1億円の資金調達を完了した(ニュースリリース)。
調達資金の使途は以下の通り。
(1)開発体制の強化
同社は,2017年10月に本社ビルであるホロライトビルを開設した。今回,社員数が約30人と開設当時から倍増し手狭となったことから,これまで使用していなかった3階スペースを改修し,次世代に向けた開発の拠点となるホロライト・ラボスペースを新設する。また,2025年までに開発者を現在の10人から倍増させ,組織的に新製品の開発を行なう体制へと進化させる計画だという。
(2)営業販売体制の強化
現在の営業担当者3名に加え,外勤営業や内勤営業,プロモーション業務の担当者を増員し,主力となっている自動車や鉄鋼工場などでの安全用途の国内外における市場拡大を目指す。また,新しい光の使い方を追求し,観光地の演出などのエンターテイメント分野の新たな用途を開拓していく。
(3)バックオフィス体制の強化
2025年までに人事や労務,経理,税務などの業務を担当する人材の採用を進め,バックオフィス体制を強化する。さらには,将来の株式上場に向け,財務知識の豊富な人材を採用する。また,製品の受注から製造,納品,請求に関する基幹業務システムを導入し,業務効率の向上を図るという。