電気硝子,3Dプリンター用ペーストを開発


日本電気硝子は,高精細造形に適したセラミックス3Dプリンター用ペーストを開発し,サンプル供給を開始した(ニュースリリース)。量産開始時期は2020年春頃を予定。

セラミックス材料は,その優れた強度,耐熱性,耐薬品性等により,電子部品を中心にさまざまな用途に利用されている。さらに,3Dプリンターの造形材料のひとつとして,セラミックス材料が採用されるケースが増えつつあるという。

同社は,長年培ったガラスの材料設計,粉末加工技術を駆使し,主体となるセラミックス粉末に同社で開発した粉末ガラス等を混ぜ合わせ,セラミックスの高精細造形を実現できる3Dプリンター用ペーストを開発することに成功した。

通常,3Dプリンターの光造形法の材料には,造形物を硬化させるために紫外線硬化樹脂が含まれている。今回開発した粉末ガラス等を材料に混ぜ合わせることで,紫外線硬化樹脂の硬化幅や深度をより高精度に制御でき,より複雑で精密な造形が可能になったとしている。

従来のペーストでは達成不可能であった10ミクロン単位での造形パターンまで対応でき,特に,ラインアンドスペース(パターンの幅とパターン間の間隔)が小さな造形物の製造に適しているという。

その他関連ニュース

  • 東北大,3D積層造形用ステンレス鋼材を高耐食化 2022年08月31日
  • 北大,UVナノインプリントの樹脂設計に新知見 2022年08月09日
  • 東北大ら,3Dプリンタでナトリウムイオン電池改良 2022年07月14日
  • 名工大ら,高速造形可能なAM用ステンレス粉末開発 2022年07月11日
  • NIMSら,レーザー3Dプリンタで単結晶造形に成功 2022年06月23日
  • 東北大ら,AMでCFRPとチタン合金を高強度接合 2022年05月26日
  • 三菱電機,人工衛星で造形する3Dプリンタ技術開発 2022年05月24日
  • PRIMESの金属3Dプリンタ用モニタ,AKLで受賞 2022年05月18日