トプコンは,光とレーザーの科学技術フェア(11月12日~14日 科学技術館)において,同社の赤外線光学系製造技術の紹介を行なっている。
同社は防衛関連において赤外線光学系の豊富な納入実績がある。これまで他には主に社内の装置製造などにこの技術を活かしてきたが,今回,社外にも積極的に拡販することを目的として出展した。
同社の赤外線光学系技術の強みは,設計から製造までを同社内にて一貫して行なえること,また部品やユニット単位での確立された評価技術にある。
そのため,単にレンズなどの部品の販売だけでなく,基板の受託加工や製品設計など,広い範囲で請け負うことができる。大口径レンズにも対応し,最大でΦ320までの実績があるという。
基板もゲルマニウム,シリコン,ジンクセレン,カルコゲナイドに対応し,研磨から蒸着までを行なえる(カルコゲナイドの研磨のみ社外にて対応)。特にコーティング技術はその耐久性の高さに定評があるとしている。