【光フェア】アダマンド,MEMS式小型FTIRを出展

アダマンド並木精密宝石は,光とレーザーの科学技術フェア(11月12日~14日 科学技術館)において,MEMSを用いた小型フーリエ変換赤外分光光度計(FTIR)の展示を行なっている。

この製品は,中国のMEMS開発企業であるPreciseley MicrotechnologyのMEMSを用いて同社子会社のSouthNest Technologyが製造したもの。グレーティングを用いる分散型の赤外分光光度計に対し,小型化(150×59×32mm,240g)を実現している。

その他の特長として,測定波長範囲が広く(900~2400nm,分解能:6nm),サイズに対して良好なSNR(5000:1),再現性が高いことがあげられる(写真のスペクトルは同一資料に対して10回の測定を行なった結果を重ねて表示したもの)。また,透過・反射の両方による測定が可能となっている。

価格も一般的な装置に比べて数分の一とコストパフォーマンスにも優れているので,精密な研究開発用途よりも,医薬品などの製造ラインにおけるスクリーニングなどの用途が考えられるという。同社は展示会場内に実機を持ち込んでおり,その場でデモも行なっている。

その他関連ニュース

  • 東大ら,氷表面の異常に低い赤外光吸収効率を解明 2021年12月07日
  • 【光フェア】島津,新製品レーザースペアナをデモ 2021年11月18日
  • 東大ら,AIでスペクトルと無関係な物性情報を取得 2021年10月18日
  • 東大,超短パルスレーザーで一価イオンを分光計測 2021年09月16日
  • 東大ら,同位体観測で天気予測の精度を向上 2021年09月15日
  • 東大ら,ラビ振動分光でミュオニウムを精密測定 2021年08月17日
  • 理研ら,単一分子の精密ナノ分光法を確立 2021年07月02日
  • 府大,FT-IRと偏光で結晶の分子や化学結合を解明 2021年06月18日