東芝デバイス&ストレージは,入力側の電力損失を低減した業界最小実装面積の電圧駆動型フォトリレー「TLP3407SR」の出荷を開始した(ニュースリリース)。
この製品は,電圧入力時の最大リミットLED電流を1mAに抑え,先行発売の製品「TLP3407SRH」と比べ約1/3に低減した。これにより,最大入力側電力損失3.3mWを実現した。入力側電力損失の低減により,プローブカードや半導体自動テスト装置(ATE),半導体テスター,関連機器のボードなどの低消費電力化に適している。
また,5V系を超える高い電圧を入力する場合,直列に外付け抵抗を付加して駆動することも可能。外付け抵抗を付加する際は,最大トリガーLED電流0.2mAを基準に設計が可能でフォトリレー駆動回路の低電流化に貢献するという。
パッケージは,業界最小の実装面積2.9mm2の小型S-VSON4Tを採用した。既存のVSONR4パッケージと比べて実装面積が約27%削減できる。プローブカードなど機器の小型化やフォトリレーの搭載員数増加に貢献するとしている。