TGESら,レーザーによる自動気密検査装置を開発

東京ガス子会社の東京ガスエンジニアリングソリューションズ(TGES)とガス機器製造のガスターは,ガス給湯器やエアコン,自動車などで使用し,気密性が求められる部品向け気密検査の効率化を目的とし,独自のレーザー技術を用いた自動気密検査装置「Quick Leak Checker」(QLC)を世界で初めて開発した(ニュースリリース)。

ガス給湯器やエアコン,自動車などの工業製品は,気体や液体を流したり,貯めたりする部品を数多く使用しており,製品の気密性の確認のため,時間とコストがかかる検査(ヘリウムを使った検査や水没による検査)が行なわれている。

QLCは,TGESが販売する,レーザーにより最大100m先のメタンガスの漏洩を発見することができる検査機器「レーザーファルコン」と,スキャニングシステムを組合わせた製品。

ガスターでは,ガス給湯器の出荷前検査時に,検査員によるガス検知器などを使った気密(漏洩)検査を行なっているが,QLCを用いることで自動で検査ができるだけでなく,結果を数値と動画で記録するため,検査結果の見える化が実現するとしている。

また,その他の部品の検査では,被検査部品に爆発下限以下の濃度のメタンガスと空気を混合した検査ガスを充てんし,QLCが溶接部分などの気密不良が発生する可能性のある箇所にレーザーを照射することで,気密不良も検出するという。

TGESとガスターは製品検査などの市場のニーズを探り,この製品を通じて検査効率の向上とコストの削減を提案したいとしている。

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