コーニング,中国に車載用ガラス工場を設立

米コーニングインコーポレイティッドは7月9日,中国・安徽省の合肥新站ハイテク産業開発区に新たに設立した,オートモーティブガラスソリューションの施設の開設式を行なった(ニュースリリース)。

自動車メーカーは現在,より多くのディスプレーや高機能ガラスを自動車設計に取り入れており,同社はこの量産施設により,世界の自動車メーカーに対して,車載インテリア用「AutoGradeTM Gorilla Glass」を直接自動車メーカーに納入することが可能になるという。

自動車設計において,より大型,曲面型で高解像度の車載ディスプレーの採用が進んでおり,自動車業界の厳格な基準をクリアしつつ,スマートフォンのような高機能ガラスの需要が高まっている。この新施設は,同社が新たに発表した「S戦略と成長の枠組み」で表明した,2023年までに自動車市場での売上高倍増という目標達成を支えるものだとする。

なお新工場は,2019年第3四半期より出荷を開始する予定。

その他関連ニュース

  • NSGと松竹,透明LEDビジョンの試験放映を開始 2024年07月17日
  • 【OPK】一台のカメラで上下左右から撮影できる光学素子 2024年07月17日
  • 【OPK】ガラス製ならではの特長を備えた光学素子 2024年07月17日
  • 三菱ケミ,EUV向け感光性ポリマー生産能力を増強 2024年06月17日
  • DNP,第8世代向けメタルマスク生産ラインを稼働 2024年06月13日
  • 日本電気硝子,ガラスセラミックスコア基板を開発 2024年06月05日
  • 三井化学, EUV露光用CNTペリクルの生産設備を設置 2024年06月03日
  • 早大ら,ガラス構造にある規則性の構造抽出に成功 2024年05月15日