独Baslerは,医療・ライフサイエンス用途向けカメラシリーズ「MED ace」のラインナップを拡充し,カラーモデル,モノクロモデル合わせて8モデルの量産を新たに開始した(ニュースリリース)。
追加されたのはUSB3.0対応の「9MPモデル」と「12MPモデル」で,最高性能のCMOSセンサーを搭載し,最大フレームレート42fpsを実現している。これにより,「MED ace」のモデル数は計18モデルとなる。
同シリーズは,全モデルの製造,販売,関連サービスの提供においてISO13485:2016を導入している。これは医療機器や体外診断用医薬品を取り扱うメーカーにとって大きなメリットで,品質監査や製品関連文書の作成をよりスムーズに進めることができるという。特に重要な変更管理については,ハードウェアとファームウェアに変更を加えない「デザインフリーズ」を含めて明確な規定を行なうなど,同シリーズを長期にわたって使用できるようにしている。
また,医療・ライフサイエンス用途向けに高性能なハードウェア,ファームウェア,ソフトウェアを組み合わせて開発した「Basler MED機能セット」を搭載。「規格準拠」,「高画質イメージング」,「パーフェクトカラー」,「低照度イメージング」,「ハイスピード」,「産業用イメージング」の6種類があり,短時間で最適な画像を撮影できるだけでなく,それぞれのシーンに応じた柔軟な活用もできるなど,開発労力の軽減につながるとしている。