新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と太陽光発電協会(JPEA),奥地建産は,地上設置型太陽光発電システムの安全設計に向けたガイドラインの最新版「地上設置型太陽光発電システムの設計ガイドライン2019年版」を公開した(ニュースリリース)。
太陽光発電システムは,2012年7月の再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT制度)の開始に伴い,導入量が急増している一方で,暴風雨や大雪などの自然災害による発電設備への被害が顕在化している。
今回公開したガイドラインは,2017年版に対して,太陽光発電システムの架台や基礎の強度,腐食進行に関する実証試験結果を踏まえ,接合部設計や杭基礎設計における考慮事項,腐食対策などを新たに盛り込み,内容の改訂と技術資料の充実を図った。
さらに,付録の地上設置型太陽光発電システムの構造設計例に,従来の鋼製架台に加え,アルミニウム合金製架台を追加し,実際のシステム設置の適用性を高めたという。
なお,地上設置型太陽光発電システムの設計ガイドライン2019年版および技術資料ならびに付録の構造設計例は,WEBサイトからダウンロードできる。