米コーニングは,没入型の中~大型の高機能タブレット,ノートPCおよび8Kテレビ向けに最適化した新型ガラス基板,「Corning® AstraTM Glass」を発表した(ニュースリリース)。
パネルメーカーは,より明るく,応答時間が速く,リアルな画像を望む消費者の声に対して,高機能ディスプレー画素の高密度化を迫られており,こうした期待に応える上で,目標の解像度を達成するとともに歩留まりも向上できるよう,熱・寸法安定性に優れたガラスを必要としている。
同社は,8Kクラスの解像度を大型デバイスやテレビで実現するために酸化物ディスプレーに必要なのは,トータルピッチ精度やトータル板厚精度に優れ,反り量の少ないガラスとし,今回の製品を発表した。
この製品は酸化物プロセスに求められる高精度・高温要件を満たす。「EAGLE XG Glass」や「Lotus NXT Glass」とともに,同社のディスプレーガラス基板ポートフォリオに加わることにより,顧客のあらゆるニーズをカバーするという。
この製品は,最先端a-SiからIGZOまで,幅広い高機能パネルに対応が可能。優れた特性により,明るい画面品質と高速応答時間を備えた大型8Kテレビ,高機能ノートPCおよびタブレットの土台となる製品だとしている。