スタンレー電気,開発・製造施設に設備投資

スタンレー電気は,連結子会社のスタンレー鶴岡製作所が隣接地に新工場を建設し,生産体制の再構築を行なうと共に,横浜みなとみらい地区に「みなとみらいテクニカルセンター(MMTC)」の開設および,秦野製作所の隣接地に世界最長級の屋内試験施設「ライトトンネル棟」の建設を発表した(ニュースリリース 12)。

鶴岡製作所では車載エクステリア用LEDのほか,同社の電子事業の拡大を目指して開発中の深紫外,近紫外,およびハイパワー赤外LED等の生産も担うことを目的とする。また,みなとみらいテクニカルセンターは,各地方に分散している設計業務を集約し平準化を行なうことで,顧客要望の要件定義を効率的に図面化すことで,システム開発を加速する。さらに,ライトトンネル棟は実車による開発環境と検証環境を実現するもので,全長220mと世界最長クラスの屋内試験施設となるという。

今回建設予定の工場、施設の概要は以下の通り。

【スタンレー鶴岡製作所概要】
所在地:山形県鶴岡市渡前字大坪45
面積:工場建屋 約16,600m2,敷地面積 約58,200m2
事業内容:電子部品製造業(LED製品,自動車用ヘッドランプLED光源等)
投資金額:約60億円
従業員数:427名(2019年4月1日現在)
2019年9月着工,2021年5月より操業開始(予定)

【みなとみらいテクニカルセンター(MMTC)の概要】
所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目6−1みなとみらいセンタービル5F
面積:2,511m2
開設:2019年4月15日(6月より稼働予定)

【ライトトンネル棟の概要】
所在地:神奈川県秦野市曽屋
全長:220m
全幅:21m,平屋建て
設備:4車線舗装道路,環境再現装置,超高輝度プロジェクター
開発/検証内容:ADBシステム,路面描画システム,悪天候配光システム,最適配光システム
完成時期:2020年6月(予定)

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