エドモンド・オプティクス・ジャパンは,「TECHSPEC® マルチエレメントチューブシステム」の販売を開始した(ニュースリリース)。
専用のアウターチューブをインナー・オプティックマウントやインナー・ペアオプティックマウントと組み合わせることで光学システムを構築することを可能にする。多機能性と高い順応性を持ち,試作や独自の光学デザインの創作などに適している。
専用のアウターチューブは,内筒側の全長にわたってM29のねじ切り加工が施されている。また,インナー・オプティックマウントとインナー・ペアオプティックマウントには円筒外周部に同じねじ切り加工が施されているため,アウターチューブの内筒側に取り付けて簡単に前後移動させることができる。
こうしたデザインによって,光学部品の間隔を光軸に沿って好きなように調整可能。また,調整が容易にできる独自デザインの専用スパナーレンチも発売しており,このスパナーレンチは中空構造で,調整中にもビームを通過させることができる。
光学部品の正確な間隔調整のためのスペーサーリング&スペーサーチューブ,光学系内のビーム径を制御するためのインナーアパーチャープレートのほか,システム同士を接続したりシステムの機能を拡張するための専用アクセサリーを用いることで,さらなるカスタマイズが可能。
5mm~25.4mm径,コバ厚が最大17mmの円形オプティクスに対応。システム長は15mm~100mmだが,繋ぎ合わせて拡張することもできるという。