ドイツのデュッセルドルフ地方裁判所は,2019年3月26日付の判決において,台湾のスマートフォンメーカーHTC Corporation(HTC)によって製造されたスマートフォンに搭載されたフラッシュ用白色LEDが,「日亜YAG特許EP 0 936 682(DE 697 02 929)」を侵害していると認めた(ニュースリリース)。
この判決は,HTCの関連会社であるHTC Europe Co. Ltd.,HTC Germany GmbH及びHTCのヨーロッパにおけるオンラインショップを運営するDigital River Ireland Ltd.に対しても下された。
同社は,2007年6月30日から当該特許期間が満了した2017年7月29日までの特許侵害によって生じた損害賠償を請求する事ができる。この判決は確定しておらず,敗訴者側が控訴する可能性があるという。
裁判所が,日亜特許を侵害するLEDの使用を認めたHTC製スマートフォンの型番は,「HTC U Ultra」「HTC U Play」「HTC Desire 626 G」「HTC One A9s」「HTC One M9」としている。