フルーク・ネットワークスは,光ファイバー障害の主原因であるコネクター端面の汚れを,1芯当たり2秒以下で合否判定できるオートフォーカス機能を搭載したMPOコネクター端面検査スコープ「FI-3000 FiberInspector Pro」を3月15日に発売する(同社HP)
この製品は,業界で急速に普及している40Gb/s,100Gb/s ,200Gb/s,400Gb/sの高速データセンターのバックボーン配線であるMPO配線の端面検査ができる,業界で最高速クラスのMPOコネクター端面スコープ。8~32芯までのMPOコネクター端面の汚れ確認試験を1芯当たり2秒以下で完了することが可能という。
人間工学に基づいた設計により,数百ものMPOポートやパッチ・コードを簡単に検査でき,測定結果は2つのユーザー・インターフェースとレポート方法から選択できる。1つ目は,スマートフォンのiOS/Android アプリを使用して,MPO 配線を検査し,検査結果をテキストやソーシャル・メディアで簡単に共有できる。
2つ目はこの製品をVersivケーブル配線認証システムと業界最先端のLinkWareTMPCケーブル・テスト管理ソフトウェアを組み合わせることで,メタル/光ファイバー配線の損失テスト,OTDR 測定,端面検査を実行して,結果を1つのレポートに統合できる。
この製品は,本体,アクセサリーとして2種類のプローブ・チップ・セット(12/24芯UPCおよび12/24芯APC)を付属し,別途,16/32芯UPCアクセサリーも用意。単芯ファイバー検査にも対応でき,LC,SC,1.25mm,2.5mm,およびE2000に対応したオプションのチップも利用可能のほか,ケース,充電式バッテリー,および汎用電源アダプターを用意している。価格は850,000円~(税別)。同社はこの製品の初年度における売り上げ目標を100台としている。