日立エルジーデータストレージ(日立)は,3D-LiDAR(TOF)センサーのリテール向けの新モデル「HLS-LFOM5A」の販売を開始した(製品HP)。
同社の従来機種であるリテール向けTOFセンサー「HLS-LFOM5」は,動線計測アプリケーションにより,複数のセンサーをつなぎ合わせて広い店舗での動線計測が可能なため,店舗への導入が急拡大しているという。
今回発売した製品は,新開発の高光利用効率レンズの採用により,従来機種に比べ遠距離および画角周辺部を含む全体的な検知精度が向上した。そのため複数センサーをつなぎ合わせて広い店舗内で動線計測を行なう場合,センサーの台数が少なくて済む上に計測精度も向上するとしている。
<人検知の検知距離比較画像>
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同社はこの製品の発売に合わせ,SDK(ソフトウェア開発キット)の新バージョン「v2.3.0」をリリースする。このバージョンでは今回の新製品のサポートに加え,従来機種でも利用可能な遠距離の検知精度向上や新しいノイズ除去機能などが追加されている。
なお,同社は,3月5日~8日に東京ビッグサイトで開催される「リテールテック JAPAN 2019」の日立エルジーデータストレージのブース(RT1652)にて,HLS-LFOM5Aを複数台つなぎ合わせる動線計測のデモを展示する。