米Cepton Technologies,Inc.は,新しいLiDAR製品として「Vista-M」と「Vista-X」の2種類を発表した(ニュースリリース)。
同社の特許取得済み技術である「Micro-Motion Technology」(MMTTM)を採用したVistaシリーズのLiDARソリューションは,NVIDIA DRIVEの車載用AIコンピューティングプラットフォーム上で動作し,高解像度で長距離のイメージ生成によって多様なレベルの自動運転アプリケーションを実現するという。
「Vista-M LiDAR」は,クレヨンの箱程度の大きさのセンサーで,120度の視野角(FOV)と150mの検出距離を測ることができる。コンパクトなデザインにより,自動車のヘッドランプ,テールランプ,サイドミラーへLiDAR統合ができ,設計者はより自由にインテリジェンスと自律走行機能を車両のデザインに組み込むことが可能だとする。
「Vista-X LiDAR」は,120度の視野角にある反射率10%の物体を200mという長距離から検出可能。より広い範囲での物体の検出,追跡,位置特定をすることができる。視野角全体にわたって均一な0.2度の空間分解能により,走行時の視野角構成の複雑化と安全リスクが解消され,Vista-Xを車の前部,後部,あるいは車内に統合する柔軟なデザインができるという。
同社は自動運転車の急速な普及に向け,Tier-1サプライヤーおよび製造パートナーとのVistaシリーズ量産も想定しているとしている。