オーテックス,LED波長可変照明の取り扱いを開始

オーテックスはスペインのLED照明メーカー,Ledmotiveの製品取り扱いを開始した(製品ページ)。

このLED波長可変照明は,今後ますます重要になる人間中心照明(Human Centric Lighting)を実現するために,波長の異なるLEDを複数搭載し,白色光または各波長を任意の波長バランスで光源の設定をすることができる。内蔵するCMOSベースの分光放射照度計と独自技術のオプティカルループにより高い波長精度と長時間安定性を確保し,再現性にも優れるという。

製品ラインナップとして,ラボ用据え置き型光源「Spectra Tune Lab」と,ダウンライト型照明「Spectra Tune HCL」「Spectra Tune 7!」の3種を取り揃える。いずれもウオームアップの必要がなく,光量を0%から100%で調整できる。また,7~10個のLEDを搭載し,各LEDはそれぞれ12ビット(4096ステップ)での出力調整が可能となっている。

このうち,ラボ用据え置き型光源の「Spectra Tune Lab」は,波長の異なる10種のLEDを使用(最大12種搭載可能)。同期モードでは250msecで波長バランスが切り替わる(オプション非同期モードで平均10msec)。最大光量は3360 lmとなっている。

ダウンライト型照明の「Spectra Tune HCL」も,同じく10種の波長の異なるLEDを搭載する。プログラムされたスペクトルのシーケンスを繰り返し流し続けることができ,最大光量は1950 lmとなっている。1つのライトハブで256灯まで制御できるため,病院や職場の照明に適している。同じくダウンライト型照明の「Spectra Tune 7!」は,7種の異なる波長のLEDを使用。最大光量は3569 lmとなっている。

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