プロリンクスは、同社が日本販売代理店を務める独Ceramoptec社が反射防止コーティングを開始すると発表した(ニュースリリース)。
反射防止コーティングは光の干渉を利用した技術。ファイバーの端面に膜層を蒸着することで,反射による光のロスが通常7%程発生するところを0.1%以下にまで抑えることができるという。
同社の反射防止コーティングは最先端の真空コーティングシステムを使用する。使用するチャンバ―は内径1100mm,有効体積は1m3以上と非常に大きく,長い製品にも問題なく対応することができる。反射防止コーティングはこれまでファイバーの製造と異なるメーカーが行なうことが多く,その品質担保が課題であった。
これにより,Ceramoptec社製の光ファイバー素線,加工品の両方で反射防止コーティングが利用可能となる。同社は自社内でプリフォームから製品の加工までを自社内の同一生産拠点内で一貫して行なうことができるという強みを持っていたが,自社内で反射防止コーティングを行なうことにより,その強みが更に強化されるとしている。