大川情報通信基金は,第27回2018年度大川賞受賞者の決定を発表した(ニュースリリース)。
「大川賞」は,情報・通信分野における研究,技術開発および事業において顕著な社会的貢献をした人物の労に報い,その功績を表彰すると共に,情報・通信分野のさらなる発展と啓蒙に寄与することを目的とした国際賞。原則として日本人の研究者1名,海外の研究者1名の2名を表彰する。今回,コンスタンス チャン-ハスナイン博士と小山二三夫博士が選出された。
チャン-ハスナイン博士は,米カリフォルニア大学バークレイ校工学部副学部長,電気工学・計算機科学科ジョン・R・ウィナリー卓越首席教授,清華大学-バークレイ深圳学院共同院長。光通信,光センシング分野における新機能創出による面発光レーザーの先駆的研究が評価された。
小山二三夫博士は,東京工業大学科学技術創成研究院院長,未来産業技術研究所教授。光通信,光センシングの高度化に向けた超高速変調,ビーム偏向機能集積化による面発光レーザーフォトニクスへの顕著な貢献が受賞理由とする。