京セラは,同社のLED照明技術「CERAPHIC(セラフィック)」を採用した新製品として,「アクアリウムLED照明」を8月中旬よりアクアリウム専門ショップにて販売を開始する(ニュースリリース)。
CERAPHICは,同社独自の技術である紫色LEDとRGB蛍光体により光をつくりだす技術。この光の調合技術により,太陽光に非常に近い高演色な光や,再現したい光のスペクトルへのカスタマイズが可能となる。
新製品は,地上,海中2.5m,海中11mの太陽光のスペクトルを再現した3種と,鑑賞用タイプを合わせた4種の照明を製品化。サンゴや水草が実際に生息している環境に近づけることで,それぞれの生体の育成に適したLED照明とした。
空気の対流を利用した空冷機能により,高演出であっても高出力な照明が可能。海水近傍での使用を想定し,従来から故障の主要因となっていた可動部品(ファン)を使用せず,自然空冷で放熱できる構造にすることで,故障の原因を極力排除したロバスト設計を実現した。
なお,アクアリウム用のLED照明において,ひとつのランプからフルスペクトルの光を発する商品は,この商品が世界初だとしている。