エドモンド・オプティクス・ジャパンは, 「TECHSPEC® DA (Divergence Adjustable) 広帯域レーザービームエキスパンダー」の発売を開始した(ニュースリリース)。
このビームエキスパンダーは,最大限の柔軟性を提供するよう広域の波長に最適化されており,要求の厳しいチューナブルレーザー光源用に適した製品だという。
1900~2100nmの波長のレーザーを補完する1940nmの設計波長を備えており,その独自の吸収性能と,生体組織と最小限に局部加熱されたプラスチックの双方に対して,非常に小さく精密なカットを施す能力により,医療手術やプラスチック加工を含む,高精密アプリケーションに適している。
2Xと3Xの拡大力を備えた,ハイパワー及びローパワーのタイプをラインナップ。ローパワーモデルは標準的な#7980合成石英を使用しているのに対し,ハイパワーモデルは基板内への IR 吸収を最小化する目的で#7979合成石英を使用する。ねじ込み式のビーム拡がり調整機能により,入射ビームの発散性を補償。1940~2100nm において性能を発揮するようコーティングされている。
プロトタイプや先進的アプリケーションでの実装を容易にし,ピント調整範囲全体にわたり品質を維持しており,医療用レーザーアプリケーションに用いられる,高度にチューナブルなツリウムレーザーやホロミウムレーザー光源に適している。
λ/10の透過波面精度を提供し,優れた光学及び熱性能と安定性を備えた合成石英基板を使用して作られている。広帯域反射防止コーティングとレーザーライン用V コーティングを採用し,99%以上の透過率を実現するという。