SEMIは4月5日(米国時間),半導体製造装置(新品)の2017年世界総販売額が,2016年の412億4,000万ドルから37%増加し,566億ドルに達したことを発表した(ニュースリリース)。
地域別では,韓国の装置販売額が,地域別支出額では過去最高となる179億5,000万ドルを記録し,はじめて世界最大市場となった。台湾の販売額は114億9,000万ドルで,世界第2位の市場に下がった。年間の装置販売額は,韓国,欧州,中国,日本,北米の各地域で増加したが,台湾とその他地域(主に東南アジア)では減少した。
中国市場は27%増となり,2年連続して第3位の市場となった。日本および北米の装置市場も,それぞれ4位,5位と前年と同じ順位だったが,欧州は6位へと順位を上げた。装置分類別では,その他前工程装置が全世界で40%,ウエハプロセス用処理装置が39%,組み立ておよびパッケージング装置が29%,テスト装置が27%,それぞれ増加したという。
■2016-2017年半導体製造装置市場(地域別)
2017年(10億米ドル) | 2016年(10億米ドル) | 対前年比成長率(%) | |
韓国 | 17.95 | 7.69 | 133% |
台湾 | 11.49 | 12.23 | -6% |
中国 | 8.23 | 6.46 | 27% |
日本 | 6.49 | 4.63 | 40% |
北米 | 5.59 | 4.49 | 24% |
欧州 | 3.67 | 2.18 | 68% |
その他地域 | 3.20 | 3.55 | -10% |
合計 | 56.62 | 41.24 | 37% |
(出典: SEMI/SEAJ 2018年4月)