NEC,大容量光海底ケーブル「JGA」の建設を開始

NECは,日本・グアム・オーストラリアを結ぶ大容量光海底ケーブル「JGA(the Japan-Guam-Australia Cable System)」の建設を開始すると発表した(ニュースリリース)。このケーブルは,通信事業者などで構成されるコンソーシアムが企画・推進し,2019年末に完成の予定。

JGAは最新の光波長多重伝送方式を採用した総延長距離約9,500kmの光海底ケーブルで,最大設計伝送容量は毎秒36Tb/s。SEA-USやHK-Gとグアムで接続され,日本・オーストラリアと米国・アジア間の通信需要の増加への対応,ネットワークの冗長性の確保,高信頼な通信の実現に貢献するとしている。

なお,このケーブルの建設・運用には,海外通信・放送・郵便事業支援機構(JICT)の開発支援金や,NECキャピタルソリューションを含む日本企業からのシンジケートローンが活用されている。

その他関連ニュース

  • 富士通ら,800Gb/sを150W未満で1600km伝送 2025年06月04日
  • パナら,仮想化端末でテラヘルツ波を超広帯域伝送 2025年05月21日
  • NICTら,19コアファイバで1.02Pbs・1808km伝送 2025年05月08日
  • NEC,地上で10km超の自由空間光通信に成功
    NEC,地上で10km超の自由空間光通信に成功 2025年04月28日
  • キーサイト,1.6Tb/s光信号向けオシロスコープ発売 2025年04月18日
  • 早大,300GHz帯で72.4m 8.19Gb/s無線伝送に成功 2025年04月16日
  • キーサイト,1.6Tイーサ対応プラットフォーム発売
    キーサイト,1.6Tイーサ対応プラットフォーム発売 2025年04月14日
  • 香川大ら,大規模な空間多重光ネットワークを実証
    香川大ら,大規模な空間多重光ネットワークを実証 2025年04月02日