日亜,超高演色白色LEDを発売

日亜化学は,効率よく,基準の光のスペクトル形状により近づけることに拘った白色LED「Optisolis™」を発売する(ニュースリリース)。

この製品は,同社が培ってきた青色チップと蛍光体の技術を用いており,あらゆる色味を基準の光の下での色味に忠実に再現することができるとしている。演色評価数についても,現在,一般照明で広く使われている演色性の高い従来商品に比べても大きく改善している。

また,UV(紫外)放射がほぼ含まれないため,UVを含む光源に比して,照射物の劣化を最小限に留めることができるという。

照射物の損傷への影響が少なく,色を忠実にみせることが望ましい博物館,美術館照明や,色の忠実な再現が必要な色評価用照明(例:塗装評価,印刷物評価)及び商業用照明などに特に適しているとしている。

将来的には,一般照明(住宅用)を含む,幅広いアプリケーションへの展開を目指す。

その他関連ニュース

  • ams OSRAM,照明向け高輝度LEDを発売 2024年11月20日
  • ams OSRAM,高効率赤外線LEDを開発 2024年11月13日
  • 日大,光で微生物の有用物質生産をコントロール 2024年11月11日
  • ニコン,LED光源に対応の実体顕微鏡用蛍光照明装置 2024年10月30日
  • ウシオ電機,SWIR域超小型LEDパッケージを開発 2024年10月29日
  • ams OSRAM,柔軟な薄型基板に実装できるLED発表 2024年10月15日
  • 【解説】パナが蛍光灯の生産終了,LED照明市場は顔ぶれが一新 2024年10月10日
  • 山形大,高輝度赤色ペロブスカイトナノ結晶LED作製 2024年10月02日