ソニーは,家庭で臨場感ある大画面の映像を楽しめる4K HDR対応ホームシアタープロジェクターとして,独自開発のディスプレーデバイス「ネイティブ4K SXRD(Silicon X-tal Reflective Display)」パネルを搭載し,高精細な映像表現を可能にする新商品2機種,「VPL-VW245」と「VPL-VW745」を,それぞれ10月21日と12月9日に発売する(ニュースリリース)。価格は「VPL-VW245」が55万円,「VPL-VW745」が170万円。
「VPL-VW745」は,レーザー光源システム「Z-Phosphor™」を搭載しながら,従来のレーザー搭載モデルより約40%小型化を実現した。「VPL-VW245」は,ランプ光源を用い,求めやすい価格ながら4K HDRの映像を楽しめる。
レーザー光源システム「Z-Phosphor」は,上位モデルに採用される青色のレーザーと蛍光体を組み合わせた光源。高出力のレーザー光源と,光を高効率に利用できる4K SXRDパネルとを組み合わせることで2,000ルーメンの高輝度の映像を投写でき,大型スクリーンでも迫力のある4K HDR映像を楽しめる。
高輝度と高コントラストを両立し,全体の明暗の差が大きいHDRの映像も,暗い箇所から明るい箇所まで鮮明に表現する。また,レーザー光源搭載のモデルでありながら,奥行約496mmで,従来機種のレーザー搭載モデルよりも約40%コンパクトなサイズを実現した。
なお,両機種ともHDR映像入力には,映画やオンライン配信などで使われるHDR10方式と,放送用のHDR方式であるHLG(Hybrid Log Gamma)の両方に対応している。