CCD・C-MOSイメージセンサーの検査用光源を製造するインターアクションは,東京テクニカルの全株式を取得し,完全子会社化すると発表した(ニュースリリース)。
東京テクニカルは,国内随一の技術力をもつ歯車の試験機メーカーで,自社にて歯車試験機の企画・設計・製造を行なっている。この歯車試験機は,自動車部品等の電子機器や工業製品等で用いられる歯車の製造に欠かせない接触型の検査装置で,高精度な測定を強みとしている。
一方,インターアクションは創業より,デジタルカメラやスマートフォン等に用いられる,CCD・C-MOSイメージセンサーの製造に欠かせない,光半導体検査用の光源装置を主力製品として取り扱ってきた。今回の東京テクニカルの完全子会社化により,
(1)自動運転等のIoT技術の進化に伴う成長市場における精密検査機器分野での競争優位性の向上
(2)同社の光学センサー技術と東京テクニカルの接触センサー技術の活用による相乗効果と,それに伴うインダストリー4.0へ対応した事業拡大,が期待されるとしている。