豊田合成は,LEDの新製品として,業界トップクラスの「明るさ」と「低消費電力」を実現した「自動車ヘッドランプ用LED光源」を初めて開発した(ニュースリリース)。
開発したLED光源は,これまで培ってきた青色LEDの結晶成長技術を応用して,窒化ガリウム(GaN)等の結晶構造を改良すると共に,光源内部の熱を放出しやすくするフリップチップを採用。これにより,約2,300lmの明るさを実現,一つの光源がロービームとハイビームを兼ねるバイファンクション式に対応している。
自動車ヘッドランプ用LED光源は,電気自動車(EV)や燃料電池自動車(FCV)などの次世代自動車の低消費電力化に寄与し,環境に優しい製品として今後の普及が期待されている。同社は今後,顧客のニーズに合った様々なタイプの「自動車ヘッドランプ用LED光源」の開発を進めていくとしている。