奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)光機能素子科学研究室の速水一氏は,2017年5月15,16日に東京大学生産技術研究所にて開催されたLSIとシステムのワークショップ2017ポスターセッションにおいて「LSIとシステムのワークショップ IEEE SSCS Japan Chapter Academic Research Award」を受賞した(ニュースリリース)。
同賞はポスターセッション発表者68名の中から優れた2名を表彰するものとして,IEEE SSCS Japan Chapterより贈られた。
受賞課題は,「複数の脳内埋植型イメージセンサを搭載した多点撮像デバイスと近赤外線光を利用した画像伝送によるマウス用脳機能計測システム」
この研究では,システム構成が小規模な脳機能計測デバイスとして,複数のイメージセンサーによる脳内埋植型多点撮像デバイスと近赤外光の点滅による無線信号伝送システムを開発している。発表では,複数のイメージセンサーを省配線で接続した多点撮像デバイスを試作し,近赤外光の点滅による画像の無線伝送を実証した。この技術は,小動物向けの脳機能計測の自由度をより拡充すると期待されるものだという。