名工大,構造色を示す高性能金属塗装を開発

名古屋工業大学は,高性能化と省エネルギー化を実現する新しい金属塗装過程を開発した(ニュースリリース)。

電気泳動析出は,材料を塗装するための一般的な工業手法のひとつであり,特に防錆に使用されている。しかし,現在の方法では,3つの塗装工程が必要なため,複雑で高価な上,時間を要する。

そこで,研究チームは,新しい非イオン性ポリマーを電気泳動析出に利用することで,1つの工程のみで高い防錆性を担保できる塗装に成功し,大幅な省エネを実現した。

この新しい非イオン性ポリマーは,オパール石のような構造色を示し,粒子自身は無色だが,粒子のサイズを変えることによって色を制御できる。

また,粒子自身が無色のため,色落ちや紫外線による退色などの心配がなく,より広範な用途で利用が可能。今後は自動車や繊維などでの活用が期待されるとしている。

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