住友電工,光ファイバーの伝送損失で世界記録更新

住友電気工業は,光ファイバーの伝送損失を低減するため,ガラスおよび樹脂被覆の技術を更に向上させ,過去最も低い伝送損失0.1419dB/km(波長1560nm)を実現し,世界記録を更新した(ニュースリリース)。

通信量は世界的に急激な増大が続いており,これに対応するために光通信システムの性能向上に対する要求が高まり続けている。光ファイバーの伝送損失を下げることは光通信システムの性能改善につながるもので,同社は,1988年に極低損失ファイバーを実用化して以来,継続的に伝送損失の低減をはじめとする技術を開発,実用化してきた。

今回,損失を低減するためのガラスおよび樹脂被覆の技術を更に向上させ,光ファイバーの伝送損失として過去最も低い0.1419dB/km(波長1560nm)を実現した。これは従来の記録を更新する新たな世界記録となる。

同社は今後も更なる技術開発に挑戦し,大洋間海底光ケーブル網などの超長距離光通信システムの性能改善に貢献していくとしている。

キーワード:

関連記事

  • OKI、ライテラ、慶大、空孔コア光ファイバーで広帯域・1芯双方向伝送に成功

    沖電気工業(OKI)、ライテラジャパン、および慶應義塾は、空孔コア光ファイバー(HCF)を用いた次世代光回線の実証において、1.26μmから1.58μmの広帯域波長多重信号による1芯双方向伝送に世界で初めて成功した(ニュ…

    2026.05.27
  • NTT、通信用DSPチップに光ネットワーク全長の常時監視機能を搭載

    NTTは、光ネットワークの受信端に設置する小型光トランシーバだけで、通信しながら光ネットワーク全長の状態を可視化する機能を、世界で初めて通信用デジタル信号処理チップに搭載したと発表した。専用測定器を使わずに光ネットワーク…

    2026.05.26
  • NTT・クボタ・ドコモ、衛星通信とモバイル通信で山間部のロボット農機遠隔操作を実証

    NTT、クボタ、NTTドコモは、山間部におけるロボット農機の遠隔操作・遠隔監視時の通信安定化と映像伝送の継続性を実現する共同実証実験を実施し、モバイル通信と衛星通信を組み合わせた通信制御、および映像制御技術の有効性を確認…

    2026.05.25
  • 徳島大と岐阜大、420GHz超で初の100Gb/s級無線通信を実証

    徳島大学と岐阜大学工学部の研究グループは、光ファイバー接続マイクロ光コムを用いたテラヘルツ波生成と多値変調技術を組み合わせたマイクロ光コム駆動型テラヘルツ通信システムを開発した(ニュースリリース)。 次世代移動通信システ…

    2026.05.22
  • NHK技研、災害時などの空撮映像伝送を可能にする「空飛ぶロボットカメラ」技術を開発

    NHK放送技術研究所(NHK技研)は、放送事業用の自営無線回線を用いた「空飛ぶロボカメ」と「IP回線中継ドローン」を開発した(ニュースリリース)。 今回の開発は、放送局におけるドローンの活用範囲拡大を目指したもの。「空飛…

    2026.05.19

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア