コニカミノルタ科学技術振興財団は,光と画像領域の研究に従事する若手研究者を対象に公募した「平成28年度コニカミノルタ画像科学奨励賞」の受賞者を発表した(ニュースリリース)。
公募の基本テーマは,「光と画像領域でのイノベーション創出」。1. 光と画像に関する材料及びデバイスの研究,2. 光と画像に関するシステム及びソフトウェアの研究,3. 光と画像に関するその他の先端的な研究,を対象テーマとして公募を行なった。
選考の結果,奨励賞(優秀賞)は以下の4件が決定した。
北村恭子氏 京都工芸繊維大学大学戦略推進機構 講師
「光軸調整を必要としないワンチップ超解像光源の創製」
坂本盛嗣氏 長岡技術科学大学技学研究院 助教
「偏光アドレス型広帯域光渦フィルタの開発と画像処理への応用」
佐藤和秀氏 名古屋大学大学院医学系研究科 医員
「光を用いた肺がん征圧の試み:フタロシアニン化合物と抗体を融合した新規肺癌近赤外光線免疫療法の開発」
田中一生氏 京都大学大学院工学研究科 准教授
「高輝度固体発光性ホウ素錯体を基盤とした刺激応答性発光クロミズム材料の設計と高分子開発」
その他,奨励賞として9名が選ばれた。同賞は,独創的で挑戦的な若手研究者を奨励することを目的としており,引き続きこの分野で活躍する研究者を支援していくとしている。