オン・セミコンダクターは,CMOSイメージセンサー「PYTHONファミリー」が持つグローバルシャッター・イメージング性能を,費用効率の高い小型設計で実現するラインナップを追加した(製品ページ)。
新製品の「PYTHON 480」イメージセンサーは,既存の「PYTHON 500」と同じピクセル・デザインとSVGA(800×600ピクセル)解像度を備えており,サイズ(既存のデバイスより85%小さいパッケージ)およびパワーの面で最適化
した。
2つのマイクロレンズ・オフセット・オプションを備えた大型の4.8μmのグローバルシャッター・ピクセルにより,検査システム(短い露光時間で,移動物体を被写体ぶれなしに捕捉)からバーコード・スキャン(大きな被写界深度と小型のスキャンエンジンが必要)のアプリケーションで高い光感受性を実現している。
この製品は,同ファミリーのCMOSイメージセンサーのイメージング性能を保持すると同時に,シングルレーンのLVDSまたはパラレル出力により最大120fpsの読み取り速度をサポートしている。また,RoHS準拠のCSP-67パッケージでモノクロおよびベイヤーカラーの構成でサンプル出荷されており,2017年の第1四半期に本格的な量産が計画されているという。