新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は,IoT社会を支える電子デバイス開発の新規参入を促すために,高度なオープンイノベーション研究開発拠点を産業技術総合研究所(産総研)に構築する(ニュースリリース)。
あらゆるモノがインターネットにつながるIoT社会を進展させるためには,これまでエレクトロニクス産業の中心で活躍してきた企業だけでなく,IoTサービスに新しいアイデアを持つ中小・ベンチャー・スタートアップ企業や食品・ヘルスケア分野など非エレクトロニクス分野からの参入を促していくことが重要となる。
しかし,半導体関連の設備は投資額も高く,新規参入企業がIoTデバイス設計・作製のために必要な人材や設備を得ることは容易ではない。人材や設備がIoT産業新規参入のボトルネックとなっている。
そこで,NEDOは2016年度より,「IoT技術開発加速のためのオープンイノベーション推進事業」を開始した。この事業では,IoT社会到来により発生する膨大なデータに対応するためのメモリやセンサーなど電子デバイス開発の試作を行なうために高度なオープンイノベーション研究開発拠点を構築し,IoT技術開発を加速化することを目的としている。
具体的には,NEDOは産総研にIoTデバイスの開発・試作を行なう設計・製造基盤の拠点機能を整備する。
この拠点では,IoT産業参入を目指す中小・ベンチャー・スタートアップや非エレクトロニクス分野の企業,IoTデバイスの基盤的な技術の開発を目指す大学・公的研究機関が,その設備を利用することが出来る。拠点における人材と設備の支援によって,IoTの新たな技術開発やサービスの実現を加速させる。