コニカミノルタ,自動車向け分光測色計を発売

コニカミノルタは,自動車の外装色を測定するマルチアングル分光測色計「CM-M6」を10月26日に,また内装の測定に特化した分光測色計「CM-25cG」を10月7日に発売する(ニュースリリース)。

「CM-M6」は,生産現場で安定した外装測定が可能なマルチアングル分光測色計。1方向照明6角度受光方式で,従来機種の3角度に比べより多くの受光測定値が得られ,管理が難しいメタリック・パール塗装における検知力がさらに向上した。

照明・受光系を左右反転させた光学系を合体した,ダブルパス光学系により,傾いたサンプルから反射してくる光に対しての誤差量が相殺されるため,半径300mm程度の曲面サンプルにおいて高い測定安定性を実現している。

測定可能面積が従来のφ12mmからφ6mmになったため,小面積測定が可能。持ちやすく片手でも安定して測定可能な縦型タイプで,1.1kgの小型軽量サイズとなっている。

「CM-25cG」は,色と光沢が同時測定可能な「Two in One」内装用分光測色計。測定の機器ごとの差が極めて小さいため,部品メーカーから完成品メーカーまで共通に使用することが可能だとする。

色彩値は⊿E* 0.15以内(BCRAタイル12色の平均)の器差保証,光沢値は⊿GU 0.2以内(1~10GUのサンプルでの計測)の器差保証を実現した。

色彩値はφ8mm/3mm,光沢値はφ10mm/3mmと測定径の切り替えが可能となり,小面積での色・光沢測定を実現。特に曲面形状の多い内装測定時に有効だとしている。

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