ソニーは,最高ISO 409600の高感度で,夜間や光源が極めて限られる暗い環境下でも鮮明な4K映像撮影を実現する,35mmフルサイズExmor®(エクスモア)CMOSイメージセンサー搭載の小型業務用4K対応ビデオカメラ「UMC-S3C」を発売する(ニュースリリース)。
この商品は,ディスプレー,バッテリーや操作ボタンを本体に持たないシンプルな形状をとることで,4K対応の業務用ビデオカメラとしては小型・軽量(幅約104×高さ84×奥行48mm(レンズ除く),約390g)な本体デザインを実現した。
Eマウントレンズに対応しているため拡張性も高く,レンズを交換して幅広いシーンで使用可能。また,車やロボットなど汎用の周辺機器にも取り付けやすい。さらに,256GBのSDメモリーカード挿入時は最長8時間強(約515分)の高精細な4K動画の長時間撮影が可能。
1220万画素の35mmフルサイズCMOSイメージセンサーなどを採用することで,最高感度ISO409600高感度性能を実現し,夜間や光源が極めて限られた低照度の環境下でも,カラーで鮮明な4K映像や静止画の撮影が可能。肉眼ではほぼ被写体が見えないような暗所でも,人の表情まで鮮明に,服装の色やナンバープレートの文字や数字まで捉える。
低照度でも解像度を維持したまま低ノイズを実現する「エリア分割ノイズリダクション」や,高い解像感による自然な立体感を再現する「ディテールリプロダクション」など独自開発の画像処理エンジンと組み合わせて圧倒的な高感度と低ノイズを実現した。
設備検査や監視などの産業用途や自然調査,映像制作など幅広い用途で,人がアクセスできない環境やネットワークの届きにくいエリアでの連続撮影にも使用できる。本体の操作は別売のリモコンで行なえるほか,アプリケーションソフトウェアをインストールしたWindows®OSのPCと接続すれば,本体の操作に加え撮影環境に適した画質に設定・調整も可能。