文部科学省は,小樽商科大学,科学技術振興機構,国立高等専門学校機構,日本原子力研究開発機構(原研)の協力を得て,文部科学省ミュージアム「情報ひろば」において,各機関との共同企画展示を実施する(ニュースリリース)。
この中で原研は,放射光,電子顕微鏡及び量子科学計算を用いた先端分析によって明らかにされた,分子レベルでのセシウム(Cs)の福島土壌への吸着メカニズムなどを模型,動画などによって紹介する。
また,レーザーの反射光を用いて,「レーザー切断適応制御」(切断性能を自在に制御する機能)のアルゴリズム構築を進めている取組も紹介する。これは東京電力福島第一原子力発電所を含めた原子炉廃止措置への適用も目指し加速していく予定の技術。
その他,核不拡散・核セキュリティ総合支援センターが実施しているアジアを中心とした諸国に対する人材育成支援,核物質の測定・検知及び核鑑識の技術開発等についても展示する。
実物として,レーザー加工ヘッド,セシウム(Cs)吸着メカニズムの模型が展示される。展示期間は平成28年8月1日(月曜日)~ 平成28年11月21日(月曜日)(予定)。
「情報ひろば」東京都千代田区霞が関3-2-2
開館時間:10時~18時 ※土曜日,日曜日,祝日,年末・年始休館 入館料:無料