新日本無線は,ウェアラブル機器に特化した反射型オプトセンサー2製品「NJL5311R」「NJL5513R」の開発を完了し,量産を開始した(ニュースリリース)。サンプル価格はそれぞれ400円。
生体機能付きウェアラブル機器は,一般的にセンサーで検出された信号を後段のアナログ・フロント・エンドICで信号処理を行なっており,アナログ・フロント・エンドICには現在主流として使用されているICがある。
同社はヘルスケア・フィットネス向けセンサーとして,現在主流となっているアナログ・フロント・エンドICとのマッチングを向上させた脈波計測用途センサー「NJL5311R」と,酸素飽和度測定用途センサNー「JL5513R」の量産を開始した。
共に,従来製品同様ウェアラブル機器で使いやすい反射型を継承。「NJL5311R」は外乱光の影響を低減する光学フィルターを受光素子に搭載したセンサーで脈波計測が可能。
「NJL5513R」は緑LED2個,赤LED1個,近赤外LED1個と受光素子を1パッケージに搭載したセンサーで,脈波と酸素飽和度計測が可能。
両製品ともスマートバンド等への搭載を念頭に,LEDの種類や輝度,受光素子の配置を最適化している。