【OPIE’16】山本光学,レーザー安全のための測定サービスを開始

山本光学はOPIE’16にて,同社の新規事業となる光環境測定サービスおよびレーザー保護めがねレンズ性能測定サービスを紹介している(ブースNo.J-26)。

同社はレーザー保護めがねをはじめとするレーザーの遮光製品を主に扱うメーカーだが,製品販売に加えて使用方法や性能測定に関するサービスも行なうことで,レーザー安全に関するトータル的な提案ができる体制を整えた。

光環境測定サービスは,ラボや工場で管理区域からレーザー光がどれだけ漏れているのかを確認するサービス。独自開発した検出装置を用いて,350~1150nmまでのレーザー光の強度測定を行なう。その後,データを解析し,依頼者にレーザー光の漏れや暴露状況を測定報告書として知らせる。危険な個所が見つかった場合,安全対策の相談やサポートも行なう。

レーザー保護めがねレンズ性能サービスはユーザーの保護めがねを預かり,レンズの状態や性能を調べるサービス。性能測定の結果を知らせるだけではなく,レンズクリーニングや,要望に応じて破損個所の修理や交換も行なう。また,測定結果に基づき性能証明書も発行する(別料金)。ユーザーは測定の結果を,修理や買い替えの指標とすることができる。

これらのサービスは目に見えないレーザー光の対策の有効性を確かめる機会となるもの。効果がわかりにくい保護製品の性能や適正な使用がなされているかを知らせることで,ユーザーの安全・安心なレーザー使用をサポートする。