【科学技術フェア】浜松ホトニクス,LEDに替わる紫外光源を出展

浜松ホトニクスは「光とレーザーの科学技術フェア」(11月17日〜19日,科学技術館)において,LEDと比べて40倍もの出力を実現する新たな紫外光源「UVCL(L12848-265)」を参考出展している。

水俣条約により水銀の使用が今後規制されるため,その代替光源としてLEDが注目されている。しかし,UV-CやUV-Bの波長域ではまだLEDの出力は十分ではないという問題がある。これに対し浜松ホトニクスは,電子線を蛍光体に当てることで紫外光を出す水銀フリーの光源を開発した。

同社ではUV-Bである305nmを中心波長とする 「UVCL(L12848-305)」を既に製品化しており,今回はUV-Cの265nmを中心波長とする 「UVCL(L12848-265)」を試作し,今回出展している。

「電子線を蛍光体に当てるタイプの光源は聞いたことがなく,世界的にも珍しい」(同社担当者)としており,これまで水銀ランプが担ってきた紫外波長域でLEDに先んじて主役の座を狙う。

11月20日:発表を差し控えたい内容があるとの申入れを受け,記事を一部削除致しました。