ソニーは,LED電球とスピーカーを一体化することで,空間をそのまま活かしながら,ワイヤレスで音楽などを再生できるLED電球スピーカーを5月23日に発売する(ニュースリリース)。オープン価格。空間そのものを活用して新しい体験を創出するコンセプト「Life Space UX」の商品群のひとつで,光と音の融合による新しい体験の創出を目指すもの。
ダイニングやリビングルーム,寝室などの照明器具の電球と取り換えるだけで,電球から音が出る新体験を実現する。配線作業の煩わしさがないほか,物が増えつづける悩みなどを感じることのないよう,通常のLED電球と同等サイズまで小型化した。
これまで音楽再生機器があまり設置されておらず,音楽を楽しむという感覚が薄かったキッチンや洗面所なども,ソケットに差し込むだけで,明かりと一緒に音楽が降り注ぐという感覚を体験できる空間に変わる。加えて,Bluetooth®対応スマートフォン,タブレットやPCなどから,端末内の音楽を手軽にワイヤレス再生できる。また,スマートフォンに加え,付属のリモコンでも音量と調光のコントロールが行なえる。
LEDは電球色の光で,リラックスした優しい明かりを実現した。スピーカーを前面に配置しているにもかかわらず,独自の技術のスピーカーが照明を遮らない光学設計により,照明光源としても十分な機能性を発揮する。明るさは全光束360 lm。40mm口径,2Wのフルレンジスピーカーを前面に配置したことにより,クリアなサウンドを実現した。