IHIは,イタリア国鉄のインフラ管理会社であるRFI社(Rete Ferroviaria Italiana,本社:イタリア ローマ)から,3次元レーザレーダ式踏切障害物検知装置127台を一括受注した(ニュースリリース)。
IHIとしては欧州初となる踏切障害物検知装置の大型受注であり,これは,1,300台以上におよぶ日本国内での豊富な実績と,踏切障害物検知装置としては日本企業として初となる,世界最高レベルの安全性を証明するSIL4認証を取得したことなどが評価されたことによるもの。同装置は,2015年5月から12月にかけてイタリア各地の踏切に設置される。
近年,欧州での踏切障害物検知装置の入札では,公的認証機関が発行する国際安全性規格の認証が求められています。同社が今回取得したSIL4は,同装置が,国際安全性規格に対して最高のシステム安全性を達成したことを示すもの。
同社は今回のSIL4認証の取得およびイタリアRFI社向けの一括受注を足掛かりに,今後は,イギリス,ドイツ,フランスを中心に欧州全域での3次元レーザレーダ式踏切障害物検知装置の受注活動を積極的に推進するとしている。