古河電工,現場取付け型ポリマークラッドファイバ用LCコネクタ を発売

古河電気工業のグループ企業である米OFS FITEL,LLC(OFS社)は,ファクトリー・オートメーションなどの産業ネットワークに用いられる,ポリマークラッドファイバ用現場取付け型LC コネクタ「LC Crimp & Cleave」を発表した(ニュースリリース)。

このコネクタは,一般のコネクタの取付けで必要な接着剤固定や端面研磨作業が不要で,カシメ及び光ファイバのクリーブ作業のみでLCコネクタを簡単に取付ける事が出来るもの。取付けのための専用工具も小型・軽量で,持ち運び可能なため,光ケーブルの布設現場での取付けが可能。適用できる光ファイバは,ステップインデックス(SI)型のHCSファイバ,およびその構造を踏襲したグレーデッドインデクッス(GI)型のGiHCSファイバの2種類がある。

産業ネットワークは,通常の通信用ケーブルと比べると,より厳しい環境下で使われることも多く,これまで耐環境性の高いHCSファイバなどが広く使われてきた。一方,近年ますます高速伝送化・大容量伝送化が求められており,HCSファイバと同等の耐環境特性を有し,より広帯域なGiHCSファイバも年々需要が増大している。

同社では新製品によって,これらのファイバを厳しい環境で布設及びコネクタ取付けも簡単に実施でき,より広い範囲での適用が可能となるとしている。