コニカミノルタ科学技術振興財団は,「光と画像領域での新たなる挑戦」を基本テーマに「平成26年度コニカミノルタ画像科学奨励賞」を広く公募する(ニュースリリース)。応募締め切りは2014年9月30日。
基本テーマである「光」と「画像」領域は,時代とともに関連分野が益々広がりをみせている。「光」には粒子と波動という二つの性質により,太陽電池で代表されるエネルギー的側面と光通信で代表される情報伝達の側面がある。そのため,光化学,光学,分光学,材料,通信,そして医学への応用など非常に幅広い分野が関連する。
一方,「画像」は,ネットワーク化からクラウド化へと進化しつつ,コンピューターや情報処理技術と融合し,新たな研究領域を形成している。そのような進化に伴い,画像科学や情報科学から,細胞分野などのバイオサイエンスへと,すそ野が拡大している。これら両領域での挑戦的な研究を期待し,本年は次の3分野に分けて研究テーマを募集する。
1.光と画像に関する材料及びデバイスの研究
2.光と画像に関するシステム及びソフトウェアの研究
3.光と画像に関するその他の先端的な研究
奨励賞(優秀賞)は3件程度(副賞:1件100万円)とし,奨励賞は8件程度(副賞:1件50万円)とする。応募手続きについては財団ホームページを参照。
同財団は,1966年の設立以来,画像科学の研究や写真にかかわる文化活動を助成することで,学術を振興し,文化を向上させることを目的に活動を続けてきた。その活動の中でも,1994年に開始した「コニカミノルタ画像科学奨励賞」は,様々な新技術の核となる画像領域で活躍する若手研究者に,その研究活動を援助する目的で幅広く公募するもの。