オスラム,プロジェクタ光源向け出力50W青色LDモジュールを発売

オスラム オプトセミコンダクターズはプロジェクタ向けレーザマルチチップパッケージ「LPM4 450」を発表した(ニュースリリース)。この製品は最大20個まで青色レーザチップを搭載し,光出力50Wを実現したレーザダイオード(LD)モジュール。

青色光の一部を赤色と緑色の原色に変換するコンバータホイールを組合せるレーザプロジェクタの光源として開発された。従来は業務用アプリケーションに充分な明るさを実現するには,20個以上のLDを組み合わせる必要があった。

この新しいレーザモジュールは個々のチップの光出力を2倍にすることで,50Wという光出力を達成。一つのパッケージで,プロジェクションに2000 lm以上の明るさを提供する。

同社は今回,プロジェクション用途にバタフライ型パッケージを初めて採用した。その結果,取付けが容易になり,非常にパワフルなLDモジュールとなった。

パッケージサイズは25.5×35mmで,最大5個の青色レーザチップが直列接続された銅バー4本が搭載され,それぞれ2.3 Aで駆動する。この製品は,標準電気入力165W時,光出力50W,波長440~460nm,効率30%を達成する。

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