OPTILED LIGHTING,水銀灯1,000W相当の高天井用LED照明器具を発売

OPTILED LIGHTINGは,水銀灯1,000W相当のHID代替LED照明器具「REALPOWER」(リアルパワー)を開発,6月25日より全国で販売を開始する(製品ページ)。オープン価格。

水俣条約や電気料金の値上げ等の影響により,消費電力が大きい水銀灯などのHIDランプは,LED照明器具への切り替え需要が高まっている。しかし,HIDランプは大光量であり,代替LED照明器具を製造するにはランプの温度を抑える技術開発が必要だった。

今回,高熱伝導性炭素繊維の放熱樹脂を採用することで,放熱性と軽量性などを向上させ,大電力の熱の制御に成功し,水銀灯1,000W相当(全光束31,000lm)の製品化を実現した。寿命は水銀灯の約4倍の50,000時間,メンテナンス費用の削減にも有効となっている。また,水銀灯は安定点灯までに時間がかかるが,この製品はは瞬時に点灯・消灯する。

取り付けタイプは,屋内外の建物や鉄骨に直接取り付ける直付と投光器の2種類。光色はともに「昼白色」(色温度 5,000K),平均演色評価数はRa70で,従来の水銀灯のRa40から大幅に改善した。同社従来製品は,消費電力が50W(水銀灯250W相当),90W(水銀灯400W相当),150W(水銀灯700W相当)の3タイプだったが,今回,新たに280W(水銀灯1,000W相当)が加わることになる。