JST,光技術を用いたものづくり分野に関する国際研究交流課題を募集

科学技術振興機構(JST)は,研究者の国際的な研究協力を推進する「国際科学技術共同研究推進事業(戦略的国際共同研究プログラム)」を実施。この事業の一環として,欧州5カ国と協力し,「光技術を用いたものづくり(Photonic Manufacturing)」分野に関するCONCERT-Japan (Connecting and Coordinating European Research and Technology Development with Japan Project)研究交流を支援,その課題の募集を行なっている。

CONCERT-Japanは,欧州連合(EU)の第7回研究・技術開発フレームワーク・プログラム(FP7)のCapacities Programmeにおける国際協力活動プロジェクトの一つで,EUより資金提供を受けて実施している。このプロジェクトの目的は,欧州諸国と日本の間の科学技術協力を効果的,協調的に進めることで,両者間に既に存在する協力関係をさらに推し進め発展させる狙いがある。日本からは文部科学省,日本学術振興会(JSPS),JSTの3機関がパートナーとしてCONCERT-Japanに参加し,これまでに欧州の参加国と研究支援に関する情報交換,相互学習,共同戦略の構築してきた。

このプロジェクトでは実際に日欧の研究者から研究交流提案を募り,合同で選考を行ない,採択した課題を支援するもの。2011年には「災害に対する回復力(Resilience against Disasters)」および「エネルギー貯蔵と送配電の高効率化(Efficient Energy Storage and Distribution)」の2分野で公募を行ない,9件の研究交流課題の支援を決定した。今回は,「光技術を用いたものづくり(Photonic Manufacturing)」分野が募集対象になる。

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