クラレ,光製品向けポリアミド樹脂/ポリマーフィルムを増産

クラレは,耐熱性ポリアミド樹脂「ジェネスタ」の世界的な需要拡大に対応するため,鹿島事業所の生産能力増強を実施した。また,高速伝送対応回路基板材料として使用される液晶ポリマーフィルム「ベクスター」についても事業拡大を加速するため,西条事業所の生産設備能力増強を決定した。

1

耐熱性ポリアミド樹脂「ジェネスタ」は,電気・電子部品分野,LEDバックライト部品分野に加え,燃料配管やインタークーラータンクなど自動車部品分野での採用が進んでいる。また,LED照明分野への展開も始まりつつあり,これらの市場拡大に対応するために「ジェネスタ」の生産能力の増強が必要と判断した。

また同社は,新事業の開発を推進する中で,光学・電子領域において市場の創出・拡大をはかってきた液晶ポリマーフィルム「ベクスター」の需要拡大も見込んでいる。スマートフォン・タブレットでは無線通信の高速化・大容量化が世界規模で急速に進展しており,これに伴い,低伝送損失な回路基板材料として「ベクスター」の需要が増えると判断した。

「ジェネスタ」について詳しくはこちら。

「ベクスター」について詳しくはこちら。