北大,ガン化のおそれの無いヒト iPS 細胞作製と, これら細胞から抗菌活性を有する白血球の開発にはじめて成功

北海道大学大学院医学研究科、アスビオファーマなどはヒト白血球の一種であるマイト細胞は結核菌感染等からの生体防御において重要な役割を果たし,多発性硬化症等の自己免疫疾患への関与も示唆されていますが,これまでその詳細な生理機能はほとんど解明されていなかった。

そこで,本研究ではマイト細胞を iPS 化し,ここから元の細胞へと分化させる方法(再分化)で,マイト細胞の大量産生に成功。産生された細胞はヒト生体内のマイト細胞と同等な機能を示し,マウスに移入することで細菌増殖を抑制することを明らかにした。この成果は,ヒト難治性感染症である多剤耐性結核・非結核性抗酸菌感染・院内感染等に対する新たな予防・治療につながると期待される。

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