名古屋大学,名古屋工業大学,名城大学,豊田工業大学,産業技術総合研究所,物質・材料研究機構が幹事機関となり,平成27年10月1日,「GaN 研究コンソーシアム」が設立した(ニュースリリース)。
「GaN 研究コンソーシアム」は,省エネルギーに資する材料として注目されているGaN(窒化ガリウム)を中心的な材料として,世界をリードする省エネルギーイノベーション(社会的・経済的価値)の創出を目的に設立された。
世界をリードしているGaN の研究ポテンシャルを核にして,産学官の密接な連携のもとにオープンイノベーションの拠点を名古屋地区に創設し,革新的な知の創出から,橋渡し,社会実装までの一貫したプロセスを産学官で共創することによるイノベーションエコシステムの確立を目指して活動する。
また,産学官の各機関に所属する若手人材の積極的な参画を推進し,我が国の将来を担う研究者・技術者の育成に貢献する。
コンソーシアム設立に係る世話人代表は,名古屋大学 副総長/学術研究・産学官連携推進本部長 財満 鎭明氏が務める。
なお,設立時点で,幹事機関とは別に,学界会員は9大学から,法人会員23企業から参加が表明されている。
今後,同コンソーシアムは,GaN 応用に関する基礎研究から社会実装への展開を迅速に実施できるように,様々な業種・業界を対象に参画を広く呼び掛けていくとしている。